3D仕上げ工具経路

仕上げ加工は、仕上げ加工が行われた3Dパーツの最終パスの加工に使用されます。

多くの3D仕上げ加工で、比較的小さなステップオーバー(工具直径の8から12%)のボールエンドミルが使用されます。テーパーボールエンドミルなど、この工具の別のバリエーションでも同様に作用し、より小型の工具サイズでさらなる強度を提供する場合があります。工具サイズは、パーツサイズと3Dパーツ内の詳細により異なります。プレビュー機能を使用して仕上げの品質と詳細を確認します。希望どおりの質を得られない場合は、より小さな工具またはステップオーバーを使用します。3D加工では常に時間と質のかね合いを考慮し、工具サイズ、仕上げ品質、加工時間の最適なバランスを得るようにします。最終的な選択は、個人的な好みやジョブの仕様によって異なります。

注記

仕上げ工具経路は常に単一パスとなり、工具のパス深さは使用しません。工具の破損を防ぐために、荒加工工具経路の加工公差が仕上げ加工用の工具に適切に設定されていることを確認してください。

工具選択

この工具経路の作成に利用可能な工具数に制限はありません。複数の工具が選択されると、リストの最初の工具ができる限り多くの素材を除去し、後続の工具は以前の工具では到達できなかった未加工領域のみを加工します。複数の工具の選択時には、リスト内の工具の順序は、マシン上で実行する順序と同一でなければなりません。

注記

仕上げ工具用に公差分の素材が残される場合があります。

ボタンをクリックすると、[工具データベース]が開きます。ここから使用する領域切削工具を選択し、リストに追加することができます。

リストから選択工具を削除するには、ボタンをクリックします。

ボタンをクリックすると、[工具編集]フォームが開きます。このフォームでは、データベースのマスター情報を変更せずに、選択工具の加工パラメーターを変更することができます。

選択した工具をリスト内で上下に移動するには、上下矢印ボタンをクリックします。

加工制限境界

加工制限境界は工具が稼働する領域です。以下の複数のオプションがあります。

モデル境界ー当該ジョブ内の全コンポーネントの境界を組み合わせた境界が使用されます。これは、コンポーネントを持つ合成モデルの領域になります。注記:これは、選択モデルの境界ではありません。

素材境界ー素材ブロック全体の境界が使用されます。

選択中のベクトルー加工境界として選択中のベクトルが使用されます。

選択中のレベルー指定レベル上の全コンポーネントを結合した境界です。これはモデル境界と類似していますが、指定されてレベルのみに限定されます。

境界オフセット

上昇されたオブジェクトを加工する場合、工具がエッジを完全に加工しない場合があります。このフィールドを使用して選択中の加工境界にオフセットを指定し、サイズを増加させます。これにより、必要に応じて工具が実際のエッジを超過することができます。

領域加工方法

オフセットとラスターの2つの工具経路が、領域を加工するためのパターンの塗りつぶしに使用されます。

オフセット

加工する素材と工具を考慮して、ダウンカットまたはアップカットを選択します。独自のアプリケーションに最適な詳細については、工具製造元にお問い合わください。

ラスター

3Dサーフェスに投影され、選択ベクトル内の加工が行われるラスターパターン(レースカット)を計算します。ラスター角度のコントロールは0から90°です。0°では主にX軸に平行なパターン、90°では主にY軸に平行なパターンになります。


リトラクトステップオーバー

リトラクトステップオーバー値は、オフセット加工方法に適用可能です。0より大きな値が入力されると、各オフセット輪郭間のステップ時に、工具は合成モデルのサーフェスから当該値分引き上げられます。素材と工具によっては、小さな引き上げを追加して工具経路輪郭間の垂直の工具マークを除去し、完成品のサーフェスの質を向上させることができます。

注記

入力されたリトラクトステップオーバー値が小さすぎて前のカスプ高さより工具を高く引き上げられない場合、警告が表示されます。この警告には、当該リトラクトステップオーバー値では垂直工具マークの除去が行われない旨を示す情報が表示されます。

削り残し加工

削り残し加工は、加工時間、素材除去、工具の寿命を最適化するために、複数の工具の利用を試行する技法です。一連の工具の選択が可能で、各工具は前の工具が加工できなかった残し素材を除去します。複数の工具が選択されると、削り残し加工が利用されます。

最小詳細

最小詳細値とそれに対応するスライダーは、工具経路の特定の工具が、未加工領域を無視するサイズを制御します。任意の工具による仕上げ加工は、常に完全には加工されない領域を残します。このような未加工領域は非常に小さいため、小型の工具による加工の試行が適さない場合があります。たとえ小型工具であっても、加工済みの工具経路の未加工カスプの除去は多くの場合で不要です。


そのため、最小詳細を設定し、詳細の質と加工時間短縮のバランスを指定します。

境界オフセット

境界オフセット値は、各未加工領域がオフセットされる値を指定します。境界オフセットに低い値を指定すると、当該工具がより小さな領域の加工を行います。高い値を設定すると、当該工具がより少ない数の大きな領域の加工を行います。

位置と選択プロパティ

安全高さ

安全にカッターを早送り / 最大送り速度で移動できるジョブ上の高さです。この値は素材設定フォームから変更可能です。

ホーム位置

加工前後に工具が移動する位置です。この値は素材設定フォームから変更可能です。

ベクトル選択

工具経路ページのこの領域では、ベクトルのプロパティまたは位置を使用して、加工を行うベクトルを自動選択することができます。これは、今後の類似したプロジェクトで工具経路設定を再利用するために、工具経路テンプレートを作成する方法でもあります。詳細は、ベクトル選択とアドバンス工具経路テンプレートを参照してください。

Name

The name of the toolpath can be entered or the default name can be used.